熱中症の予防・対策と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、水分・塩分補給ですよね。
しかし、
水分と塩分補給だけしっかり摂っていても、高温多湿にやられて弱った体では、熱中症になってしまうこともあります!
ということで、
水分補給も大事ですが、今回は暑さに強い体をつくるための、熱中症予防に良い食べ物を、紹介していきます。
熱中症の原因
熱中症は、暑さによる大量の発汗で、人体に必要な栄養素が欠乏することで、発生する症状です。
発汗によって失う主な栄養素は、
- 水分
- ミネラル成分
(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、
カルシウムなど)
です。
これらの成分を摂ることは、もちろん重要なのですが、他にも、
- ビタミンB1
- クエン酸
- 抗酸化成分
(βカロチン、ビタミンC)
以上の成分を摂ることも、体の調子を整えて、熱中症を予防することに繋がります。
熱中症予防に効く食べ物トップ3!
不動の1位:梅干し
日本を代表する食のひとつ、梅干しが堂々の1位です。
汗で流れ出してしまう塩分の補給にはもちろん、ミネラルの1つである「カリウム」そして「クエン酸」も、豊富に含んでいます。
カリウムは脱水症状の予防に役立ち、クエン酸は疲労回復効果があります。
梅干しはカリウムをレモンの3倍、クエン酸はレモンの2倍ほどあるため、少し食べるだけでも熱中症の予防に、または熱中症の初期症状にも、かなり効果を発揮してくれます。
というか、豊富すぎるので逆に食べすぎるのもダメです^^;
1日に1粒、多くても2粒にしましょう。
2位:豚肉
疲労物質である乳酸を分解するための、ビタミンB1を多く含んでいます。
よくスタミナ丼の具材にも、豚肉が入ってたりしますよね。
疲れがたまっているときは、普通の状態よりも、熱中症になりやすくなってしまいます。
健康的で抵抗力のある体を作るのに、豚肉は一役買ってくれます。
梅干しと違って、熱中症時に効果を発揮するのは難しいですが、日々の食生活で摂っておくと、
十分予防に繋がります。
3位:スイカ
スイカは水分の割合が約90%もあるため、食べるだけで水分補給になります。
また、体の免疫力を高めるβカロチンを多く含み、熱中症予防にも効果を発揮します。
ミネラルも含まれていますが、ナトリウムはあまりないので、塩を少しかけて食べるといいでしょう。
味もスイカの甘さが際立って、美味しくなります。
余談ですが、スイカの種はフライパンで炒めると、お菓子感覚で食べることが出来ます。
意外と腹持ちがいいので、ダイエットにも効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
熱中症は、疲労が溜まっていたり、他の病気にかかったりして、体が弱っているときにもなりやすいです。
飲み物を利用した、特化型熱中症対策も重要ですが、健康的な体づくりを目指すと、根本から熱中症になりにくい体質を、手に入れることが出来ます。
ひとつの病気に強くなることは、複数の病気に強くなることにも、繋がっていきますので、この機会に食生活を見直してみるのも、悪くはありませんよ!(自戒を込めて)
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