野外で食べたり飲んだり話したり、ワイワイ盛り上がれるバーベキューですが、楽しんで終わり!じゃなくて、ちゃんと後片付けは出来ていますか?
特にバーベキューで使った炭の処理!
普段なかなか使う機会もなくて、よく知らないうちに、なんとなく適当に処理している人も、少なくないのではないかと思います。
しかし!
処理の仕方を誤ると、土中汚染や火事の原因になる可能性も!
せっかくの楽しいバーベキューも、そんなことになったら後味最悪ですので、この機会に正しい炭の処理方法を、しっかり学んでおきましょう!
炭のNG処理方法1:埋める、放置する
「炭って自然のものだよねー」と、土に埋めたり、その場に放置したりする人がたまにいます。
確かに炭の原料は、自然の木や竹から出来ていますが、炭は土にものすごく還りにくいです。
30万年前の木炭が、現代になって発掘されたりするレベルです。
つまりはプラスチックや金属を、ゴミとして捨てていくのと変わりません。
過去には消化しきっていない炭を、土に埋めたことが原因で、山火事が発生したこともあります。
シャレにならないので、絶対にやめましょう。
炭のNG処理方法2:炭に水をかける
適切な処理方法を知っていないと、炭を消化する時にやってしまいがちです。
もちろん、炭の消化はしないといけませんが、水を直接炭にかけると、灰や煙がとび、目や気管支を痛めるほか、周りにも迷惑がかかります。
↓炭に水をかけている動画↓
※穴を掘ってかけているため、多少はマシかもしれませんが、推奨できる方法ではないです。
特に、バーベキューコンロから、出さずに水を直接かけると、コンロに濡れた灰がこびりつき、
掃除が余計手間になります。
また、炭はかなり内部に火種を持つので、「消化できた」と思っても、外から水をかけただけでは、
「実はまだ消化しきっていなかった」なんてことも平気でありえます。
消化しきっていない炭を、そのままバケツ等に入れて車に載せ、その状態で帰るのは非常に危険です。
絶対にやめておきましょう。
炭の処理に一番おすすめする方法!
火消し壺を使った方法が、一番ラクかつ確実です。
専用の容器に炭を入れ、密封することで酸素供給を遮断し、確実に消化することが出来ます。
↓火消し壺を使った炭処理参考動画↓
※後半に火消し壺について紹介しています。
残った炭は次のバーベキューで、再利用することも出来ます。
火自体は割とすぐに消えますが、火消し壺本体の温度が冷えるのに、1時間以上の時間が必要です。
炭を壺に入れて熱いまま車に載せるのは、万が一、壺が倒れたりすると危険なので、避けた方が無難です。
※補足※時間がないときの消化方法は?
バーベキューが終わった後、場合によっては、すぐに帰らなければいけないことも、あるかもしれません。
そういうときは、バケツなどに水を溜め、その中にひとつずつ炭を入水させて、炭の芯から消化しましょう。
(水の量にもよりますが、一度にたくさん入れると大量に煙が出ます)
まとめ:郷に入っては郷に従え
いかがでしたでしょうか。
炭の処理については、バーベキュー場の管理人・会社が、ホームページなどに、詳細を記載している場合も多いです。
中には、使い終わった炭は指定の場所に捨てるよう、明記されていることもあります。
各バーベキュー場のルールを確認し、きちんと後始末をして、スッキリ楽しめるバーベキュー
にしたいですね!
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