寒かったり暑かったり気温の差が激しいと、体調を崩しやすくなりますよね。
特に気をつけておきたいのが、夏風邪。
大人でも辛いのに、子供にもかかったらと思うと大変です。
そこで今回は、夏風邪の予防対策として、有効な食べ物・食事を紹介していきます。
夏風邪の主な原因は?
夏風邪は、ウイルスによって起こる、喉に症状が出やすい風邪です。
その主なウイルスは、エンテロウイルス・アデノウイルスです。
大人が夏風邪にかかる原因
- 夏バテ
- 寝冷え
- 冷房
が主な原因です。
夏バテによって食欲が落ち、食事がおざなりになってしまうと、免疫機能も落ちてしまいます。
その状態で長時間、冷房が効いている部屋にいると、身体も冷えますし喉も乾燥しますよね。
これで外に出ると、外気との気温差で身体は弱まり、夏風邪の原因となってしまいます。
大人の夏風邪の症状
- のどが痛くなる
- 発熱
- 頭痛
- 鼻水
- 下痢、腹痛
などの症状が出ます。
大人がかかる夏風邪のウイルスは、エンテロウイルスの種に属する、ライノウイルスです。
このウイルスにかかると、高熱や鼻水が出ますが、咳や淡があまり出ない特徴があります。
子供が夏風邪にかかる症状と原因
子供が夏風邪にかかると、大人と違い相当な負担がかかります。
また、対処が遅れると治る時間もかかり、辛くなりますので、症状を知っておく事も大切です。
夏風邪は、大人も子供も同じで、夏にかかるウイルス感染症の総称です。
湿気や湿度に強いウイルスが原因で、咳やくしゃみなど飛沫感染や、目の粘膜からも感染として、広がっていきます。
主な症状として、
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- プール熱(咽頭結膜熱)
があります。
手足口病の症状
手のひら、足の裏、口の中に発疹ができ、発熱することもあります。
ただ、腹部には発疹はできません。
発症後、数日内で発疹も消えて、自然治癒で治りますが、高熱やおう吐、頭痛の症状が出たら病院で診てもらいましょう。
ヘルパンギーナの症状
38度以上の高熱が出て、口の中に水膨れができ、喉や口の中が痛くなります。
発症後、2〜3日高熱が続きますが、1週間くらいで自然治癒で治ります。
プール熱の症状
38度以上の高熱が出て、喉に炎症が出ます。
目に結膜炎を引き起こし、下痢や腹痛も起こすこともあります。
発症後、1週間くらい高熱が続きますが、自然治癒で治ります。
子どもが夏風邪をひいたら
子供の夏風邪は大人と違って、突然に熱を出すこともあります。
子供が熱を出すことによって、自己の治癒力を高めるにも繋がり、健康的な体になるために、必要な通過点でもあります。
ですが、夏風邪と分かる熱と、そうではない熱があります。
素人判断では危険な場合も少なくないので、可能なら医者に診断してもらいましょう。
夏風邪の予防
夏風邪が流行する前に、予防をすることが大切です。
では、どんなことをすればいいのか、予防についてまとめました。
乾燥を防ぐ
夏風邪を起こす原因として、冷房の効きすぎなどで、空気が乾燥していることが挙げられます。
なので、適度な温度や湿度に、しておくだけでも予防になります。
疲れをしっかりととる
疲れがたまっていれば、免疫力の低下につながります。
免疫力が低下すれば、当然ウイルスに感染しやすくなる、ということです。
健康な状態であれば、感染しても排除しますが、体力もなく免疫力が低下していれば、排除が出来ません。
そうならない為には、体力や免疫力を高めるための、食生活や生活習慣が大事です。
睡眠をしっかりととる
睡眠は疲れをとり、免疫力を高めてくれます。しっかりととりましょう。
眠れない時は体を横にするだけでも、回復効果が見込めます。
免疫力上げる食べ物
夏風邪予防に効果のある栄養素は、
- ビタミンB:豚肉、卵、納豆、バナナ
- ビタミンC:果物、緑黄野菜
が挙げられます。
特にビタミンCは免疫力を高める働きがありますので、積極的に摂りましょう。
また、夏が旬の野菜や果物には、夏風邪を予防するための栄養素が豊富に含まれていますので、
そちらも食生活に組み込むことで、より予防効果を高めることが出来ます。
夏風邪にかかったら
夏風邪にかかった、あるいは夏風邪をひいたと思ったら、まずは病院で診てもらいましょう。
夏風邪の症状を抑えようと思っても、市販薬ではなかなか効かないことも少なくありません。
なので病院で診てもらって、症状に合った薬をもらい、体にかかる負担を少しでもラクにしましょう。
そして重要なことは、とにかく安静にすることです。
夏風邪の特効薬はないので、薬だけ飲んで無茶は厳禁です。
安静することによって症状が和らぎ、治る事がほとんどです。また、こまめに水分補給をして、
消化の良い食べ物を摂りましょう。
夏風邪になっているときは、体力がかなり落ちています。
脱水症状を起こさないためにも、ポカリスエットやアクエリアスなど、スポーツドリンクをおすすめします。
夏風邪の時の食事と食べ物は?
夏風邪の原因はウイルスです。
そしてそのウイルスに対する、特効薬がない以上、これを根本的に退治出来るのは、体の免疫機能しかありません。
そのためには、ウイルスを退治する免疫力を付けることが必要になってきます。
そしてそれには、食事が最も重要になります。
体がだるい状態では、食べることもおっくうになりがちですが、全く食べないのも、夏風邪が長引く原因になりえます。
消化が良い食事
- おかゆ
- うどん
が消化に良い食べ物です。
消化に良い食べ物は、腸への負担も少なくて済むので、夏風邪で弱っているときは最適です。
喉が痛い、食欲がわかない時の食事
- アイスクリーム
- ゼリー
- プリン
- ヨーグルト
など、冷たくて喉腰が良く、喉の痛みを和らげてくれる、食べ物がおすすめです。
子どもにとってもゼリーやプリンやアイスクリームは、食べやすいですし、食欲も出てきます。
下痢や腹痛の時
- リンゴのすりおろし
- はちみつ
- 野菜スープ
がおすすめです。
リンゴは腸内環境を良くしてくれますし、はちみつは下痢の原因になっている、菌を死滅させてくれます。(ただし1歳未満の子は、はちみつはやめてください)
また、野菜スープは栄養価が高く、お腹にも優しいスープです。おかゆやうどんの代わりにもなりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏風邪にかからない秘訣は、
普段からバランスよく食事をすることが、最も大切なことです。
免疫力を高める食事を摂っていれば、たとえ感染して症状が出ても、すぐに治る病気です。
夏風邪に負けない体つくりをする事が、夏風邪の予防になりますので、この機会に毎日の食生活を見直してみては?
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