「ハマり過ぎに要注意!ゲーム依存性について」
小さな子供から大人まで、好きな人も多い「ゲーム」
一口にゲームといっても色々ありますが、ここではパソコンやスマホ、据置・携帯機などでプレイするゲームを指します。
ハマり過ぎた結果、社会問題にもなっている「ゲーム依存性」
言葉だけはご存知の方も多いのではないでしょうか。
では、一体何が原因で発症し、どんな症状があるのか見ていきましょう。
ゲーム依存性とは?
別名「ゲーム中毒」とも呼ばれます。
ゲームに没頭するあまり、睡眠時間の減少や疲労などによりゲームに関する事以外の生活面に悪影響を及ぼしたり、人間らしい生活を営むことが困難になる症状のことを指します。
特にスマホが台頭してきた事により、オンラインゲームやソーシャルゲームの依存性は社会問題にもなっています。
ゲーム依存性の症状
ゲーム依存性の主な症状としては、
- ゲームが出来ないとイライラする
- 日常的に深夜までゲームをしている
- ゲームをしている最中はイキイキとしている
上記のような症状が挙げられます。
また、弊害としては、
- 現実とゲームの区別がつかなくなる
- 熱中しすぎて食事や睡眠を忘れる
- 慢性的な運動不足になる
- メールでは問題ないが、対面でのコミュニケーション能力が低下する
といった事も挙げられます。
まあ、
熱中しすぎて食事や睡眠を忘れたり、運動不足なることは、なにもゲームに限った話ではありませんね。
症状と聞くと、どうしてもマイナスなイメージがありますが、実はゲーム依存症の症状には、一部メリットも存在します。
ゲーム依存症のメリット
- 外部に対する注意力や映像に対する処理能力の向上
- 判断能力における切り替えの早さ
これはいわゆる「ゲーム脳」と呼ばれる人のメリットです。
この2つの能力においては、ゲームをしない人よりも、ゲームをしている人のほうが、優れている傾向にあることが、脳の動きを測定する検証によって、科学的に証明されています。
「じゃあゲーム依存症でもいいじゃん!」
となるのはいけません。
当然、
デメリットもありますし、一般的でまともな生活を送るためには、このデメリットは痛いものがあります。
ゲーム依存症のデメリット
そもそも依存症自体がデメリットなので、おかしな日本語になっていますが、ゲーム依存症やゲーム脳には、以下のデメリットを持つ傾向にあります。
- 衝動的な考えや行動を抑制する能力の低下
- 注意力の散漫やコントロール能力の低下
ゲーム依存症やゲーム脳の人は、そうでない人とと比べて、怒りや悲しみなどの衝動的な感情を
冷静に処理する能力が低い傾向にあることが分かっています。
また、自分に興味のないことに意識や注意を向けたりすること、つまりは意識的に注意することも苦手な傾向にあります。
(ゲームに対する注意力の高さは、無意識的にやっている傾向にあります)
ここで紹介したメリット・デメリットは、主にアクション系のゲームを好んでやる人に当てはまるので、必ずしも全てのゲームに当てはまるわけではないことを、ご承知ください。
金銭感覚が麻痺してしまう「課金」について
スマホのゲームは、基本のプレイは無料になっていることが多いです。
しかし、ゲームを進めていく上で有利なアイテムやレアリティの高いキャラクターを獲得するには、ゲーム内の「ガチャ」を引かなければなりません。
これは、ゲーム内の通貨やアイテムで引く事が出来ますが、10回連続でガチャを引くには、多くの通貨・アイテムが必要になります。
これをクレジットカードなどで購入すると、課金した金額に合わせて通貨が貰えます。
すると、連続でガチャが引けるようになり、その分レアリティの高いアイテムやキャラクターが手に入ります。
しかし、何回課金しても目当てのキャラクターが出ない事もあり、気がつけば何十万もの金額を
注ぎ込んでしまうケースが後を絶たないようです。
また、家族のクレジットカードを勝手に登録して課金するケースもあるようです。
これはゲーム依存症というよりは、ギャンブル依存症に近いものがあると管理人は思います。
業界団体の「日本オンラインゲーム協会」が課金上限を5万円に設定
ゲームのユーザーから消費者庁への苦情が相次いでいる背景もあって、日本オンラインゲーム協会が「課金上限5万円」および「当たりの確率を明示する」という規制を設ける事を発表したようです。
ただし、この規則は、
- 「目当てのキャラクターが獲得できるまでの金額が上限5万円」
- 「上限は5万円以内だが、超える場合は獲得までに掛かる推定金額を表示すればいい」
という、2つの但し書きが明示されています。
また、この規則は協会に加盟している企業以外には効果がないので、全てのソーシャルゲームや
オンラインゲームが対象ではないという点にも注意が必要です
まとめ
ハマってしまうと、時間が経つのを忘れてしまうゲーム。
最近では、ゲーム自体のクオリティがどんどん上がってきており、実写のようなリアリティがあるゲームも多いです。
ゲーム依存性に陥りやすい人は、何かしら日常に対して大きい不満を抱えている人が多い傾向があります。
これは薬物依存性も含めた、多くの依存症に共通する傾向です。
何事も「ほどほど」が大事ですし、だからこそ物事を健康的に楽しめるんだと、管理人は思います。(管理人もゲームが大好きですので、やるなとまでは全く思いません)
節度を守って、楽しくゲームをプレイしていきましょう!
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