2019年12月19日 午前10時15分頃 福岡発羽田行き 全日空246便がエンジン火災の為、福岡空港に緊急着陸しました。
ケガ人はいない模様です。
事故原因は不明ですがバードストライクの可能性もある様です。
19日午前10時15分ごろ、福岡発羽田行きの全日空246便(ボーイング767型機、乗員乗客計278人)が、エンジントラブルのため福岡空港に引き返し、緊急着陸した。けが人の情報は入っていない。滑走路は午前10時49分まで閉鎖された。国土交通省福岡空港事務所や全日空によると、午前9時51分に福岡空港を離陸した直後に右エンジンにトラブルが発生。右エンジンを停止させ緊急着陸した。
同機に搭乗していた朝日新聞記者によると、離陸直後、機体に衝撃があり、機長から「右側のエンジンで火災が起きた。消火剤をまき、機長席から目視はできないが、計器によると消火できた模様」とアナウンスがあった。機内の乗客は落ち着いた様子だったという。
引用元:朝日新聞
バードストライクとは?
英語ではbird strickと表記します。
文字の如く、鳥が人工構造物に衝突する事で起きる事故のことを言います。
航空機との事故が多いですが鉄道、自動車、送電線、鉄塔、ビル、灯台など色々なパターンがあります。
管理人もかなり昔の話ですが国道134号線を早朝に走行中、雑木林から鳥が飛び出してきて接触した経験があります。
フェンダーをかすっただけでしたので車の損傷はありませんでしたが、まともに衝突していたら破損していたと思います。
バードストライクは毎日起こっている!
国土交通省の資料からですが、なんと、航空機へのバードストライクは2018年には1434件も発生しているそうです。
7月から11月に集中してその中でも10月の件数が多いとの事です。
バードストライク事故が多いけど大丈夫でしょうか?
以前はバードストライクによる航空機事故が多かったのですが近代化された現在の航空機はバードストライク事故が発生しても影響をあまり受けない様な設計になっています。
事故発生箇所は機首、翼、エンジンの順番ですが致命的な箇所『エンジン』。
鳥がエンジンに吸い込まれてしまうとタービン(エンジン内部にある回転する翼)が破損してストップし飛行不可になってしまいます。
先ほど、お話ししました2018年のバードストライク1434件のうち、引き返しや離陸の停止は24件で全体の1.6%に留まっています。
そういえば、CAさんに昔『エンジンは1つ位止まっても墜落はしない』と言う話を聞きましたが
調べてみました。
航空機はエンジン1つ停止し残りの1つでも飛行可能?
それは、可能でした。
理由ですが
左右にエンジンが1つずつあります。
例えば、右側エンジンが停止。片方が停止すると推進力のバランスがアンバランスになります。
左側エンジンだけが働いているので機体は右に曲がってしまいます。
ですから、真っ直ぐに飛行するには左に操舵すればバランスが取れて真っ直ぐに飛行する事が出来るのです。
満タン時片方のエンジンだけで180分飛行可能だそうです。
エンジン火災現場はどこ?
地図で見るとやはり、改めて空港はとても広いですね。
事故現場の状況は?
ツイッターからの情報を調べてみました。
まずは、動画です。
1996年に離陸失敗しオーバランの事故がありましたがこちらの原因はエンジンブレードの疲労亀裂での火災発生と言われています。
現場地図でお分かりの通り、街中の空港なのでアクセスは良いですが航空機事故時はやはり、怖いものが有りますね。
まとめ
『航空機事故』に遭遇する確率は485万の1です。
が、やはり航空機事故イコール重大事故なので怖いですね。
今回の事故は重大事故にならなくて良かったですが乗客の方はさぞかし、怖かったでしょうね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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